スポーツ

2016年9月25日 (日)

新野球場は「空想」か「本物」か

【はじめに】
久々のブログ更新になりました。すみません。


以前にも何度か記事で出した静岡県が浜松市内に「新野球場」を建設しようとしている問題。当初から県や市はもちろん両方の議会、果ては企業まで巻き込んだ一大問題と化し、結果として県と市、両方の議会で予算案が「否決」される事態に発展。
そして、この計画に対して「寄付する」と言っていた某企業のトップも最近になってデータ不正問題委や申告漏れ等、社内でも問題が続々明るみになり、すっかり口を出さなくなりました。そこまでこだわって散々口を出すなら「私営」にでもして、自分の想像通りにすればいいと思ったくらいです。

そこからどうなったのか…8月末、地元新聞に下記に出す「意見広告」が1面の下半分にデカデカ出てきました。全国的にも名を知られたスポーツ関係者が作った「新球場と浜松百年の計を考える市民有志の会」という団体です。
ただ、その団体が打ち出したのはあまりにも空想が大きすぎ、今の浜松市の身の丈とはあまりにもかけ離れたものでした。これを支えるだけの力が今の浜松市にあるのか、そしてもし作っても、後々に大きな負担を残すだけではないかという感じがしました。

上に出している団体が今月の中旬にシンポジウムを行うと同じ広告欄に出してきましたが、そこに口を出したのが県知事。これまでも県はもちろん、市町が関わる様々な問題に口を出し、最近では静岡市町との折り合いの悪さを事あるごとに露呈してきましたが、これに関しても数日後に行われた「定例会見」の場で出てきました。

いずれにしても「新野球場」が単なる「空想」で終わるのか、それとも「本物」の形で現れるのか。それは何年後かに明らかになるでしょう。


先に9/8の新聞に出ていた県知事定例記者会見の内容から記しておきます・


・浜松球場シンポに「懸念」 自らの政治介入は否定
川勝知事は、静岡文化芸術大(浜松市中区)の講堂で19日に浜松新野球場建設地の見直しを求める団体が開く「地域スポーツ文化シンポジウム」について、「(推進、反対双方の)共同主催なら別だが、一方の主張を持つ人たちが主催者ということに政治色を感じる」と強い懸念を示した。
知事は同じメンバーによるシンポジウムが6月にも同大で開かれたと指摘。自身が同大学長だった7年前、辞表を提出して知事選に出馬したいきさつを詳述しながら「政治的な動きを大学に持ち込むのはいかがか。大学の教員が一つの主張を持ち(その権限で大学の施設を)活用するのは越権行為」と、メンバーの一人である溝口紀子同大教授を指して批判した。一方で記者側から「発言は大学への政治介入にならないか」との声が上がると「集会、表現の自由にとやかく言っているわけではない」と否定し「口を出したのはシンポジウムの招待状が県に来たから。大変懸念しているだけ」と念押しした。

・「早期事業化を」 浜松市長が要望
浜松市の鈴木康友市長が7日、県庁に川勝平太知事を訪ね、県の2017年度予算編成に当たり、新野球場の設置を主体とする遠州灘海浜公園篠原地区(同市西区)の整備の早期事業化などを要望した。県は5月、野球場整備を盛り込んだ基本構想を策定。浜松市議会は特別委員会を設け、県の構想を巡って協議を続けている。鈴木市長は「われわれの方が準備が遅れ、ご迷惑を掛けている。特別委の結論が出れば、予算措置をして(事業化に向けた)準備を進めていく」と述べた。川勝知事は「市民の意思をまとめていただきたい。こちらはいつでも対応できるようになっている」と応じた。

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2016年6月10日 (金)

地震とスポーツ

4月に熊本を中心に震度7が間隔を開けずに2度も襲うという、今までの前例にない地震が襲ってから、間もなく2ヵ月です。この地震で「前震」「本震」という新たな言葉が生まれ、いまだに多くの人は避難生活を余儀なくされています。また、地震を始めとする自然災害が起こる度に、改めて防災をどうしなければならないのかという現実を突き付けられます。

県内でも今年に入って東海地震が起こると言われ始めてから40年が経つのを機に地震や予知に関わる連載が新聞で掲載されています。阪神淡路大震災の時、そして東日本大震災、今回の熊本と大分で起きた地震を含めてテレビでも特番を放送しました。
九州の地震では熊本が被害も大きく、震源地に近いのもあって大々的に取り上げられていますが、規模に違いはあれど被害を受けたのは大分でも同じ。ただ、熊本に比べると取り上げられ方、特に全国版の新聞やニュースでの扱い方に大きな違いを感じてなりません。
また、今回の地震に関していえば4~5月だけでなく、夏、そして修学旅行が多くなる秋にかけて熊本や大分だけでなく、観光への影響が九州全域に広がっているのをネット版の記事を通じて知りました。

九州の地震の記事といえば3月の中旬、福岡を襲った大きな地震から今年で11年が経過するのを前に、福岡を中心として九州一帯をエリアにしている新聞社が地震に関する記事を何日かに分けて紹介しているのを見つけて、ここのブログでも紹介した事がありました。
東日本の震源域である東北は度々地震や津波による被害を受けているので、それなりに対策は講じていましたが、阪神淡路と同様に九州でも地震はめったに起きないといわれていた為、住民自身の意識が他の地域より低いと出ていました。

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2016年3月21日 (月)

<東日本大震災から5年>サッカー編&根深いスタジアム問題。

昨日の記事内でも書きましたが、県内で数年来の問題として大きく取り上げられてきた静岡市の市有地に建設するのはサッカー専用のスタジアムか、アリーナかという問題。最初は市の体育協会や市議等の提案でコンサート等が開催できるアリーナで決まるところでしたが、そこへJリーグの清水が駅近くにサッカー専用スタジアムを建設してほしいと要望を出した事から事態が一気に表面化。
実はニュース内でも取り上げられましたが、清水の現在のホームであるIAIスタジアム日本平には現在、Jリーグがライセンス取得の為に定めているスタジアム基準で合致しない部分があり、現在のスタジアムでは大規模な改修工事を実施しなければなりません。ジュビロはそこをクリアする為に数年をかけて大規模な改修工事を行った経緯があります。また、スタジアム関連でいえばJ2の北九州は現在のスタジアムがJ1ライセンス取得に必要な条件に達していない為、数年前にJ1昇格プレーオフ圏内の5位でリーグ戦を終えたものの、プレーオフには参加できず。そのスタジアムがいよいよ今年完成するそうで、これでもし今季のリーグ戦を6位以内で終えればJ1昇格の可能性もある訳です。スタジアム問題はそのままJリーグで戦う際に必要な重要要件となっていますが、それにしばられたり、変なプレッシャーを受けているチームが多数存在しているのも事実です。
市有地なので市と清水の問題で片付くのかと思いきや、ここに県が出てきて一気にドロ沼化し、記事を出してからも解決策は一向に見えないまま。県にいわせれば静岡市内には昨年、県営の草薙体育館を改修したばかりというのがあり、わざわざアリーナを新たに建設する必要はないというのが主張です。この問題は実際に昨年の静岡市長選でも争点として取り上げられ、ニュースでも相変わらず大きく取り上げられました。ただでさえドロ沼化の一途を辿っているところへ更に新たな案が浮上し、ますます深刻化している現状。その影響は他の事項を含めた大きな括りとして県と静岡市の関係、もとい県知事と市長、市議との関係に及び始めました。

また、静岡県内だけだと思っていたサッカーのスタジアム問題。ネットで全国の新聞記事が読めるので、スポーツ面を見ていると、他のJリーグチームでも自治体を巻き込んだ問題へと発展し、特に広島の場合はやはり静岡市と同様で選挙の際に争点の1つとして取り上げられ、広島のクラブ関係者が選挙に出馬する事態に発展。
ただ、静岡市にしろ、他の自治体にしろ、全てにおいて言えるのは実際に観戦へ来るサポーターが議論から完全に置き去りにされている点。そして、今のままで問題解決の糸口が見えない場合、清水がスタジアムに対してどういう判断を下すかに注目が集まります。

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2016年3月20日 (日)

<東日本大震災から5年>野球編2&ゴタゴタ再燃からドロ沼化

別記事で書いている輪番・計画停電を何故県内、草薙は受けずに済んだのか?
静岡県という地域は様々な面で東西の地域で境界線とされています。私の趣味でいうと競馬のテレビ中継、地デジ化をこの時は大いに恨みましたが、静岡と愛知が地上波でネットするテレビ局の境界線であり、静岡までがフジ系、愛知から関西テレビ系となります。地デジになる前、自宅のある地域は県内でも名古屋寄りだった為、静岡と愛知のテレビ局が見れる環境にありました。お陰でフジ系がつまらないと感じたら関西テレビ系を見る、そんな生活を送っていました。ところが地デジでは地元県しか見られないようになった為、愛知県のテレビはケーブルでしか見られなくなり、今は一部の局だけ本当に「特例措置」で見れるようになっています。果たして、この状況はいつまで許されるのか?もし期限が来たら、これが目的で継続していた利用者が一気に減るでしょう。

話が逸れましたが、実は電力会社の境界線も県と県ではなく、県内で境界線があり、それが静岡県内。何を境界線にしているかというと川。県内には主に天竜川・大井川・富士川という大きな河川が走り、それが県内地域の境界線になっています。よく商品の販売エリアでも「大井川以西(大井川より西)」とか「富士川以東(富士川より東)という表現をされます。ちなみに天竜川はこういう時に出てきませんが、昔はサッカーの世界で天竜川を挟んだ「決戦」と称される戦いがありました。電力会社の境界線…それは富士川で、つまり富士川以東は「東電」、富士川以西は「中電」なんです。ニュース等で停電関連が出てくると、必ず富士川以東で起きると東電、富士川以西で起きると中電の名前と共に支店名が出てきます。
震災による電力の影響は原発の停止にも及んだので、全県的に出たのは確かです。ただし、輪番・計画を含む長時間の停電が起きたのは東電の地域なので県内でも主に東部・伊豆地域。その影響は人や車の移動にも波及し、特に影響を受けやすい夕方から夜の時間帯で停電開始時刻が近付くと県内でも多くの人や車が影響を受けなくて済む富士川以西へ移動していました。お陰で富士川以西で富士川に近い地域の施設等は大混雑したそうです。

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<東日本大震災から5年>野球編1&開幕を前に

早くも今週末に今季のプロ野球が開幕する。ファンとしてはゴタゴタモ起きず、平穏な状況下で開幕を迎えたかったところですが、昨年から一気に発覚した野球賭博が再び発覚し、加えて「声出し」等の行為に伴う現金授受が各球団、しかも全体の半数以上で発覚。加えて先日もニュースで大きく取り上げられた元選手の覚せい剤…過去にも球団合併問題等でシーズンに入ってもゴタゴタがつきまとうシーズンはありましたが、開幕前の段階でここまで続く、そしてそれが残されたままで開幕を迎えるシーズンも珍しいのではないかと思います。
開幕戦とあれば通常は地上波で中継されるのが当たり前でしたが、今やその傾向も完全に崩れました。今季の場合は特に中継を始める前、もしくは試合開始前にチーム関係者からの謝罪が行われる可能性もあります。
余談ですが、ラジオもいわゆる「ナイターイン」「ナイターオフ」と呼ばれる、プロ野球中継がある時とない時で編成が大きく変わります。今年の場合は来週の週明けから編成がプロ野球中継を入れた「ナイターイン」仕様になります。テレビ中継も地上波が減少していますが、それはラジオも同じ。特に近年は土日にデーゲームを行う場合が一挙に増えた為、地元局も土日に中継は夏でナイターが増えてきても入れてません。また、以前は「試合終了まで生中継」と称して試合時間が長くなれば、その時間帯に放送している番組は軒並み休止し、長い時は日をまたぐかまたがないかという場合もありました。しかし、今は地元開催だろうが、いくら緊迫した展開だろうが、中継終了時刻をきちんと定め、終了時刻が近くなると「終了させていただきます」というアナウンスが出る状態。すっかり昔から様変わりしてしまいました。

3/11に発生から5年が経過した「東日本大震災」は1995年に発生した「阪神・淡路大震災」共々日常生活だけでなく、様々な世界にも大きな影響を及ぼし、それは県内の特に野球界の傾向を一気に変えるきっかけになりました。
復興に向けて動いている東北を本拠地にしている楽天が何とつい最近まで開幕へ向けた最終調整の為に県内の草薙球場を使用し、期間中はオープン戦3試合も実施。その為、普段はキャンプや公式戦以外ではほぼ楽天について扱わない県内の地元新聞も積極的にオープン戦を中心に記事で取り上げ、大震災が発生した3/11には球場内に半旗が掲げられて監督・選手を含めて草薙にいた関係者が全員、発生時刻に合わせて黙とうを捧げている様子も新聞内で写真入りで掲載。
また、これを契機に県は挨拶に訪れた球団関係者へ向けて公式戦開催を含むPR活動を行ったのは言うまでもありません。

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2014年8月15日 (金)

「激震」が走った4(番外編)

以前にも記事として書いていますが、改めて地元テレビ局のワイド番組が「特集」で取り上げていました。清水に関する問題として外せない問題はスポーツ全般だけでなく、自治体にも関わる問題だったので「番外編」として書きます。

テーマは「東静岡再開発問題」という事で前文は「県内最大級の再開発エリアでありながら東静岡の北側には広大な市有地がいまだに更地になったまま。今、有力な案として浮上しているのが大型のスポーツ施設だが、どんな施設を作るのかを巡り激しい思惑の衝突が起きている」というものです。

最初に出てきたのは記者が実際に歩いてみて東静岡周辺が現在、どのような状況なのかを紹介。「真新しいエレベーター、実は東静岡駅の南北を結ぶ新しい橋、東静岡大橋の横につけられている。そして近くには最近できたばかりの大型商業施設、更に新しい高層マンションがいくつか建てられている。その下に空いている土地では今温泉の掘削作業まで行われている。こうしてみると今、東静岡駅の周辺はかなりのお金が投資されているのが分かる」とした上で「東静岡駅周辺には昨年4月に大型商業施設がオープン、マンション建設や南北を結ぶ橋等、再開発が急ピッチで進んでいる」。実際に問題の土地まで行ってみると「その中で市が持っている土地が駅からすぐの一等地、駅の階段からすぐのところに問題の土地がある。本当に何もない更地になっているが近くに案内板があり、「この広場は東静岡駅周辺のにぎわいを創出する」と書かれているが、ちょっとこの状態を見るととてもにぎわいができるような使い方には見えない」というのが記者の感想。確かに土地を見ると単なる広場でしかなく、設置されているといえば数ヵ所のベンチ程度しか見えず、イベント等を行えるような雰囲気には程遠い感じがします。

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2012年10月23日 (火)

「ラグビー」と「サッカー」で明暗

ラグビーのトップリーグが開幕して先週の土曜は2試合目のホーム。ラグビーはサッカーと違って1回戦総当りのリーグ戦につき、ホーム開催試合が限られます。Jリーグと時期が重なったのはこれが最後で、残りは12月に行われます。
初めてのホームゲームだった9月の前回はラグビーが17:00でJリーグが19:00という試合開始時刻だった為、地元コミュニティFMはラグビーとJリーグを立て続けに放送するという手段に出ました。その日はご存知のように関西地方で大雨と落雷が続いて一部の試合の開始時刻が大幅に遅れたり、CSの放送状況やネットのスコア速報等ができずに一苦労。加えてジュビロに限るとその試合の試合時間が異常に長くなってラジオの中継時間内に試合終了まで放送できなかったという日でもありました。そして迎えた先週の土曜日は試合開始時刻を見たらラグビーが13:00でJリーグが14:00と1時間分の試合時間が見事に重なるという大変な事態が発生!これをどうしのいだのかというとラグビーを生放送し、Jリーグを録音で放送するという手段に出ました。故にJリーグは試合結果が分かった状態で試合中継を聴く訳で、違った見方をすれば結果を見て聴くか聴かないかを決める事ができました。
結果をいえばラグビーは快勝でホーム2連勝を決めたものの、Jリーグは0-4の完敗と明暗がクッキリ。もちろん緊迫した内容であればJリーグ中継を聴いてもよかったかもしれませんでしたが、10/6に行われた「静岡ダービー」同様に内容があまりにも情けなく、聴く気持ちが沸く以前の問題でした。ついでにいえば深夜に放送されている「KICK OFF」も通常は録画して後に見ているんですが、結果を知った時点で録画予定を止めてしまいました。

ラグビーの話に戻しますが、昨季に引き続いて展開しているのがホームゲームの観客を満杯にする「ヤマハスタジアム満杯プロジェクト」。今シーズンも昨日を含めたホームゲーム4試合でそれぞれ1万人以上の観客動員を目指し、様々なイベントや企画を展開。
今シーズンは入場者全員にチームカラーであるブルーのジェット風船を配布し、まるでプロ野球をほうふつとさせうような試合前一斉に空へ向けて放ち、ムードを盛り上げるほか、県西部地区限定で小中学生にスタンプカードを配布し、スタンプを集めるとプレゼントがもらえるそうです。ホーム開幕戦となった前回の試合ではビアガーデンを開催し、昨日はスタジアム周辺で「軽トラ市」を開催。
昨シーズンはホームで4試合を開催し、12/18の東芝戦では9656人の来場者数を記録し、平均来場者数も前年比4割増の7669人と大きく伸ばしていて、主将は「地元ファンに多く来てもらえると力になる」と来場を呼び掛けています。

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2011年5月27日 (金)

ゴルフトーナメントが残したもの

先週はプロ野球よりもJリーグよりも県内で盛り上がったスポーツといえばゴルフでした。その大会が残したものの意義は大きかったようです。

その前に標高750mの朝霧高原に位置する富士宮市内最小規模校の公立中学校に本年度から公立中学校では全国でも珍しいゴルフ部が誕生。生徒数の減少に伴う部活動の再編に伴って誕生した部活ではありますが、近隣ゴルフ場の全面協力やプロゴルファーによる指導等で練習環境は恵まれていて、ゴルフはマナーやルールを重視する「紳士のスポーツ」として知られ、生徒の精神的な成長という別の面での期待もされています。
市街地から離れている事もあって人口減と少子高齢化に直面し、1960年代に150人を超えていた生徒も現在は22人まで減少。これに伴って団体競技の野球部とソフトボール部、団体で行う事が多い音楽部の活動が難しくなり、3年前から改編を検討して在校生と保護者、地元の小学校の意見も踏まえた上で個人競技のゴルフ部とバドミントン部を創設。
ゴルフ部に入ったのは2年生3人と1年生6人。学区にあるゴルフ場が練習場を提供し、所属する研修生と地元のプロゴルファーの方が指導役を引き受けてくれて練習開始。練習は週5日で、「まずは正しいスイングを身に付ける」という指導方針の下で現在はショートアイアンだけで打ち込んでいます。「ボールがうまく飛んだ時が快感。いつかはコースを好スコアで回れるようになりたい」と生徒は意気込み、指導している方も「ゴルフの技術と共に、社会に出ても通用するマナーを身に付けてほしい」と温かい視線を送っています。
用具は中古品を譲り受ける等をしているので、保護者の金銭的な負担もなし。ただ一方で課題もあり、全国的にも珍しい部活の為に切磋琢磨する相手がいない為に顧問の先生は「中体連の大会のように生徒の目標となる存在をどこに見つけるかが課題」と話しています。そこで県ゴルフ連盟に相談し、生徒が参加できる試合等を探したいとしています。
確かに、たまに小学生や中学生でゴルフ等に取り組んでいる生徒はいるものの、だいたいが個人で大会に出場したり、県外等へ出ているのがほとんど。更に上の年代の大会へ出ているケースも多いので、同世代の大会を見つけるのは苦労するかもしれません。

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2011年5月24日 (火)

ゴルフで盛り上がった1週間

県内でも他のスポーツが盛り上がらなかった訳ではありません。Jリーグでは土日で県勢の2チームが共に4vs1で快勝して順位を上げ、今週は伝統の「静岡ダービー」。プロバスケのbjリーグでは地元をホームにする「浜松・東三河フェニックス」が堂々の連覇達成!地元新聞のスポーツ面はカラー写真入りの記事が一気に多くなりました。ちなみに明日はプロ野球の交流戦である「横浜vs楽天」が静岡で開催。個人的には応援に行きたかったんですが、月末の平日ナイターで県内でも遠方になる為、泣く泣く諦めました。

ただ、やはり最も盛り上がったのは「これ」だと思います。冠スポンサーを持たない全国初となる市民参加型運営の男子プロゴルフツアー「とおとうみ浜松オープン」。プロアマ戦やボランティアへプロが実際のコースを回りながらアドバイスする等、通常のツアーでは考えられないような試みが多数。実際に試合が始まった19日の初日から地元市民らのボランティア約200人が大会運営に奮闘し、ゴルフ愛好家から初心者まで様々な経緯はあるものの「何としても大会を成功させたい」との意気込みは共通。練習日も含めた大会1週間で動員するボランティアは合計で1000人以上にもなり、各組のスコアを本部に伝えるスコアラーやスコアボードを持つキャリング、ギャラリーの交通整理等、円滑な大会運営に欠かせない重要な役割を担っていました。
ゴルフ歴約30年という方は「トッププロの技術を間近で見たかった」と応募し、練習場で選手が使うボール出しの仕事に汗を流しています。練習日から参加しているが「やはり本戦になると緊張感が違う」と自らの気持ちも引き締めています。一方で初めて参加する方が担当しているのは選手受け付け等で「地元手作りの大会なのでぜひやりたかった。久しぶりにゴルフをしたくなった」と話し、大会ボランティアを取りまとめる方は「運営に携わってゴルフの魅力を感じ、県内での人気が高まればありがたい」と期待していました。

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2011年5月19日 (木)

新しい形のゴルフトーナメント

今週、地元のスポーツの話題といえばプロ野球やJリーグよりも、こちらに注目が集まるかもしれません。震災の影響で大会の中止が相次いだプロゴルフ、実際に県内で予定されていた女子のツアーも1試合が中止になってしまいました。多くのプロトーナメントには何処かしらの企業の「冠」がついているのが当たり前のようになっていますが、今日から始まるトーナメントは通常とは一線を画す「市民が主役」のトーナメントで、合言葉は「みんなでつくるゴルフトーナメント」。大会名は「とおとうみ浜松オープン」で「とおとうみ」とは県西部地域の昔の呼び名で、漢字にすると「遠江」と書きます。

主催者は大震災の復興に向けて支援金1千万円、賞金と運営費を除く全収益の寄付を決めていて、選手会の協力で慈善オークションや募金活動も企画。チケットの販売も運営側が自らの足で地域に出向いて行い、期間中は延べ千人のボランティアが運営を手伝い、臨時駐車場を含む近隣の数ヵ所からはギャラリーバスも運行。更に通常のツアーでは絶対に見れない事前に行われた練習やプロアマ大会もチケットを購入すれば誰でも見る事ができ、しかも実際に大会に参加するプロがボランティア等と実際にプレーしながらアドバイスする機会もあったそうです。

この大会の大きな目的は「地域の活性化」。その為に特定の冠スポンサーを付けずに地元企業や市民を主体に運営。地元の有志が立ち上げてから日本ゴルフツアー機構や日本ゴルフツアー選手会の支援で開催にこぎつけ、総額1億円の賞金等の運営費の大半は入場券収入で賄います。
16日の練習ラウンドから最終22日の7日間通しの入場券を販売し、2万1千円と高めではあったものの、購入者には抽選でプロアマ戦出場権等の特典が与えられるものあって既に5400枚以上が売れたそうです。
選手会の副会長を務めている石川遼選手は「チケットを買ってくださった皆様が出資者としてトーナメントを支えてくださって、温かい雰囲気になっている」と歓迎。抽選に当たってプロアマ戦で石川遼選手とラウンドした方は「幸せな時間。市民として大会に協力できて、もったいない程の時間が過ごせた」と話し、日本ゴルフツアー機構の会長は「営業面も今のところ問題ないようで、一つの新しいトーナメントの形になる」と今回の大会を期待しています。

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