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2013年5月20日 (月)

お茶の話(少しミカン)

静岡といえば「お茶」以外にも様々な特産物が存在しますが、その代表例といえるのがミカン。少し前に今年の収穫に関する話が終わったと思ったら、早くも今年の冬から来年にかけて始まるであろう次の収穫に向けての準備が着々と進み、既にミカンの白い花が咲いている地域もあるようです。何度か書いていますが、ミカンというのは収穫の多さによって「表」と「裏」という表現がされ、その年が交互に来るようになっているそうで、それを人工的に操作する事はできません。
静岡市内の生産者でつくる団体が募集を始めたのは、昨年の県景観賞で最高賞を受賞したという園地で秋にミカン狩りを楽しめるオーナー。昨年に初めて制度を導入したところ好評だったので、提供樹木を前年の2倍の200本に大幅増加。園地は東名と新東名を結ぶ連絡道にあり、新東名のインター周辺で交通の便もよく、清水の街と清水港を一望できるそうです。1口で早生(わせ)または青島20kgの収穫権を得る事ができて料金は早生が1口6千円、青島が1口8千円で、いずれか3口以上の契約で5%割引。収穫日は早生が11月上旬の3日間、青島が11/30〜12/1を予定し、収穫日までは各園主が管理するそうです。

富士山の「世界文化遺産」登録が大きく取り上げられている中、もう一つ県内で大きく取り上げられようとしているのが「世界農業遺産」。登録地域を決める国連機関の国際会議が今月末から石川県等で開かれ、国内から新たな登録を目指して申請した県内を始めとして熊本、大分の3ヵ所に関する認定可否が焦点とされています。
農業遺産は「伝統的な農法や文化、景観があり、生物多様性に富んだ地域を選び、保全を図る取り組み」とされ、既に文化遺産と同様に諮問機関による視察は終了済。熊本県は世界最大級のカルデラを形成する阿蘇地域7市町村や経済団体等が昨年末に申請し、大分県では国東半島宇佐地域の6市町村が5月にシイタケ栽培等の取り組みを申請。そして県内では掛川市等5市町が昨年12月に伝統的な茶草場農法を申請しています。
自然遺産や文化遺産に比べると全国的に見ても大きく取り上げられる機会は少ないですが、登録されれば世界的な遺産として残る事になります。

樹齢約300年で県内最古とされる「藤枝の大茶樹」の今季の摘採が先週末に藤枝市内で行われ、この木を管理する方が見守る中、30人がかりで茶葉15kgを摘み取ったそうです。
通常の茶園にあるお茶の木は大人の背の高さより下にありますが、この大茶樹は高さ約4m、周囲33mあり、木を囲んで手摘みしたり、上の方の葉は足場に上って作業を実施。新聞記事には収穫作業の様子が写真で出ていましたが、明らかに通常の茶園で行われている作業とは異なる光景であり、まるで他の作物を収穫しているような感じです。
木を管理している方は101歳で、大茶樹の茶葉につけられている名前は「長寿の香り」。市内の老人施設に届ける予定だそうです。

そろそろ「新茶」という言葉を聞く機会も少なくなりました。数年前に発生した県内全域での大規模な霜の被害も起きず、例年にない取引開始の早さで有名になった県内の新茶ですが、実際の生産量は厳しい現実が待ち受けていました。地元新聞の地域版のコラムにも「「今年の静岡新茶は“数量限定”という事か」。例年にない早さで迎えた今季の新茶取引を取材して1ヵ月余り。「減産」という言葉を毎日耳にしているうちに、そんな気がしてきた。今季は当初から新茶の芽の数が少なかった上に、茶期目前に凍霜害が発生。朝晩の冷え込みも続き、業界のベテランたちが「こんな経験はない」と口を揃える程、各産地で生産量は伸び悩んだ。気象災害があった場合、お茶を仕入れる問屋たちは入念に品質を見極める為、特別に神経質だ。減産で数量限定で厳選品といえる静岡新茶」という内容が書かれていました。

その事実がこの記事。今年の県内産一番茶の荒茶生産量が、記録が残る1953年以降、最も少なかった同年(1万3千t)並みか、それを下回る可能性がある事が判明。県内全域で新芽の生育が4月の低温により抑えられた事や凍霜害が深刻な産地が出た事が響いたとみられ、本県茶業界にとって記録的な大減産のシーズンとなるそうです。県内産荒茶の10%強を取り扱う静岡市内にある茶市場は1日当たりの上場数量が10万kgを1度も超えず、累計取扱数量は前年より40%程度少ない状況。様々な話を総合すると減産幅について各地域や工場で開きはあるものの、前年比30%減との推定が大勢を占めているそうです。2012年の県内産一番茶の荒茶生産量は1万6100tなので、もし減産幅が大勢を占める30%だった場合、生産量は1万1270tで20%でも1万2880tになります。
今年は3月初旬以降の気温上昇を受け、平年を7〜10日上回るペースで新茶の生育が進んだ結果、「新茶初取引」は1956年の開設以来で最も早い4/15に行われ、他の市場でも平年に比べて早いペースで初取引が行われる地域が多くなりました。ところが初取引直前といわれる4月に入ってから山間地や遅場所等で凍霜害が発生した上、5月に入っても低温の日が続いて「大型連休中も防霜ファンが稼働」。こうした悪条件で生育が抑制されたほか、断続的に霜害を受けた産地もあった模様。加えて凍霜害を免れた早場所等も収穫できる新芽の数の少なさが目立ち、新茶摘みの最盛期となる八十八夜(今年は5/2)を前に生産を終える産地が相次いだ結果、市場の関係者も「複合的な要因が重なり、相当な減産は間違いない」と話しています。
確かに4月から5月に入っても厚手の上着が手放せない状態は続き、最近になってようやく厚手の上着だけでなく、セーター等をクリーニングへ出す気持ちが出てきました。特に4月は寒くて、厚手の上着と一緒にクリーニングへ出すつもりだった電気ひざ掛けを急遽再稼働させてしまったくらいです。テレビ等では新茶についての話題を取り上げる際、生産者の方は笑顔で取材に応じていましたが、実はこんな現実が待ち受けていた訳です。コラムに書いている「数量限定で厳選品」という言葉を実感するような内容です。

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コメント

おじゃまします

おみかんに
交互に「なり年」とそうでない年があるとは…

植物なりに
調整しているのでしょうかね^^

不思議です^^

投稿: 日本マウント株式会社 WEB事業部 小塩 | 2013年5月20日 (月) 12時15分

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