12/6の競馬 重賞回顧
今週はG1を含む3重賞。全てこの時期の恒例となっている伝統あるレースが行われ、そのうちの1つにステイ娘が1頭参戦しました。
ステイヤーズS=何度か開催形態の変更や施行時期の変更があったものの現在の12月開催になって早35年。中山の内回り2周、現在の日本の平地では最長の芝3600mで行われています。
また、グレード制導入時にはG3だった格付けも1997年にG2へ格上げされ、同時にハンデ戦から別定戦に変更。これで「有馬」を目指す馬にとっては重要なステップレースになりました。同時に以前から長距離戦線を歩んでいる馬たちにとっても重要なレースでもあります。
1997年から地方馬は2頭まで、また国際競走に指定されてからは外国馬が4頭まで出走可能になりました。
ちなみに馬を表現する際にもよく使われる『ステイヤー(Stayer)』とは、英語で「耐久力のある者・根気強い者・長距離競走を得意とする馬」の意味だそうで、その名が示す通りに馬だけでなく、騎手にも長丁場を耐え抜くスタミナが要求されます。
鳴尾記念=先週の「京阪杯」も距離等の条件がコロコロ変わって最終的に現在は短距離レースになっていますが、そういう点ではこのレースも当てはまるかもしれません。
当初はハンデ戦で阪神の芝2400mを舞台に当時は6月と12月の年2回開催されていましたが、年1回に変更。また時期を6月に移行し、別定の芝2000mに変更した上で国際競走にも指定されて外国馬が4頭まで出走可能となった時は「宝塚」に向かう重要なステップレースとして位置付けられ、ステイも何度か出走していました。
2000年からは時期が12月にある意味では戻り、格付けもG2からG3、斤量は別定からハンデ戦にこちらもある意味では逆戻り、国際競走が外れ、逆に地方馬が2頭まで出走可能になりました。
そしてコースが改修され、新設された芝・外回り1800mで行われる事になり、負担重量を再び別定に変更の上で、こちらも再び国際競走に指定されて5頭の外国馬が出走可能となりました。なお、一昨年からは外国馬の出走枠が9頭に拡大されています。
ちなみにレース名の『鳴尾』は、1949年に完成した現在の阪神競馬場の前身ともいえる戦前から戦中にかけて競馬が行われていた「鳴尾競馬場」に由来しているそうです。
ステイヤーズS=朝の記事でも書いたように前走の「エリ女」では道中で空馬に絡まれ、また初の長距離輸送でそれまで410kg台を維持してきた体が2ケタ減でゲッソリちゃんになってしまい、結果的に惨敗してしまったビエンナーレ。すっかり「語り草」ですが、前々走の「札幌日経オープン」で破ったのは先週の「JC」を制したスクリーンヒーローです。
今回の大きなポイントは逃げたそうな馬複数という展開と減ってしまった体を如何に戻すかでしたが、体重は+8kgで戻りました。
毎年、娘が出るのでさえ少ないレースですが、今年はビエンナーレの他に「フローラS」勝ち馬のレッドアゲートの名がありました。
もう1つの注目だった展開。スタートで大きな出遅れもなく、先手の奪い合いは外から前走同様にナイアガラが出て、内枠からも前へ行こうとする馬が複数いましたが結局はナイアガラの逃げで決着。
掲示板&人気上位の1周目は逃げ馬に早めの5番手にフローテーション、その直後にエアジパングとトウカイトリックが並び、後方にかけてトウカイエリート、ドラゴンファイヤー、最後方にベンチャーナイン。ビエンナーレの1周目は逃げれなかったので3番手の内に控えます。
最初の1000mは64秒。ここで早くも動きが出てフローテーションが逃げる馬をまとめて交わして先頭に出ると一気に大逃げを打ちます。2000mの通過は2分8秒で2周目に入り、掲示板&人気上位の2周目は逃げるフローテーション、離れた3番手にナイアガラ、エアジパングが4番手に上がって直後にトウカイトリック、内から同じ位置までトウカイエリートが上がり、後方にドラゴンファイヤー、最後方からベンチャーナインが内を通って進出開始。ビエンナーレは先行集団の真ん中になりました。
直線に入って逃げるフローテーションに内から迫ったエアジパング、2頭の一騎打ちになって最後はエアジパングが差し切り。離れた3着争いも接戦になりましたが、早めに出たトウカイエリートが内を突いたベンチャーナインの追い込みをしのぎ切りました。ビエンナーレは直線でも前へ出そうな場面がありましたが、最後で力尽きました。
比較的上位人気で決着したかと思いきや3着のトウカイエリートが何と11番人気。お陰で3連単は6ケタに変身です。
鳴尾記念=多少、出遅れる馬はいましたが「大」レベルはなし。
ショウワモダンが出ようとしますが、内からフサイチアウステル、トウショウシロッコが迫ります。結局、逃げの手に出たのはトウショウシロッコ。
掲示板&人気上位の位置は逃げ馬に加えて逃げると思われたノットアローンは好位で控え、中団にフライングアップル、サクラメガワンダー、その後方に内からキャプテンベガ、ドリームガードナー、スウィフトカレント、離れた後方2番手にナムラマースでした。
後方2頭が離れて、他が固まった隊列の中で徐々に前の集団が何頭か並んだ状況になります。直線に入ると横に大きく広がり、最初は前で競っていた馬が先頭に立ちますが、それを外からまとめて大掃除したのがサクラメガワンダーで抜け出すと後方との差を一気に広げて独走態勢。注目は2着以降の争いになりましたが、これも中団より後方にいたナムラマースとドリームガードナーが並ぶように追い込み、接戦になりましたが2着はナムラマース。
「ステイヤーズS」同様、比較的上位人気が上位に来てるかと思いきや3着のドリームガードナーが何と13番人気。お陰で3連単は5ケタに変身しました。
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