11/29・30の重賞&G1回顧
やっと先週に行われた2重賞の回顧記事を書き上げる事ができます。よくよく考えると土曜の勝ち馬は重賞初挑戦、日曜の勝ち馬はG1初挑戦。意外な結びつきがあったものだと勝手に解釈しています。
京阪杯=グリーンで放送されている「重賞メモリアル」や「競馬年鑑」を見ると多くのレースが様々な条件変更を経て現在の形になったと実感しますが、このレースも典型。創設当初は今の同じ秋の京都でありながら距離は2200で行われていました。
その後は何度か開催時期や条件、距離等が変更されたが、中距離路線の重賞として定着していたものを一昨年に短距離重賞の整備に伴い、スプリント重賞へ大変身。現在の別定の1200で争われる事になりました。
現在は中央に加えて地方馬は2頭まで、更には3年前に国際競走となり外国馬が5頭まで出走可能になりましたが、現在は半分の9頭まで出走が可能になりました。
ジャパンカップ=『世界に通用する強い馬作り』を目的に外国から強豪馬を招待して競わせようという意味で創設。11月下旬にダービーやオークスと同じ東京2400で行われています。
初年度は北米とアジア地区から招待馬を選出し、アメリカ・カナダ・インド・招待馬が来日後に故障した為に不参加となりましたがトルコの4ヵ国から計8頭を招待して行われ、翌年からはヨーロッパとオセアニア地区の代表馬、また地方の代表馬も招待されるようになりました。
日本初の国際G1であり、1999年~2005年までは競馬の「世界選手権」ともいうべき「ワールドレーシング・チャンピオンシップ」の一戦として加わっていました。
京阪杯=大きな出遅れもなく一線のスタート。注目は逃げたそうな馬複数につき、先手の争いでしたが最内を生かしてウエスタンビーナスが押して押して先手を奪い切り、けし掛けるような馬も出ず、あっさり決着。
掲示板&人気上位の位置ですが逃げ馬に加え、ビービーガルダンが3番手で並んでウエスタンダンサー、中団にスプリングソング、並んだ外からマルカフェニックスが進出を開始、後方から2番手にファリダット。
直線に入っても逃げ脚の衰えを見せないどころか逆に後続との差を広げていくウエスタンビーナスに外からスプリングソングとウエスタンダンサー、馬群の間を割ってきたファリダット、更に大外からマルカフェニックスも追い込み、大激戦になりますが抜け出したのはウエスタンダンサー。重賞初挑戦で初制覇。上がりの早い展開になった為にビービーガルダンは直線で伸びずに6着。ただ、上位人気が順当に掲示板へ来たので、配当的には非常に平穏でした。
アストンマーチャン・昨年の同じレースの勝ち馬でもあったサンアディユと今後も短距離戦線の主役になるであろう2頭の娘が相次いで天に召され、その代わりと言っては何ですが出てきたのはスリープレスナイトとカノヤザクラ。そして今回のウエスタンダンサー、短距離戦線は今後も娘が主役を担いそうな気配がしてきました。
ジャパンカップ=まず「一押し」6頭の結果は以下の通りですが、やはり勝ち馬を入れるには至りませんでした。
メイショウサムソン 6着
ウオッカ 3着
トーホウアラン 10着
ディープスカイ 2着
マツリダゴッホ 4着
アサクサキングス 8着
大きな出遅れもない一線のスタート。さて、どれが逃げるのかと思いきや、やはり一筋縄ではいかない予想外の展開が待っていました。内から「毎日王冠」の再現とばかりにウオッカが出ていき、外からスクリーンヒーロー等も前へ出ていきますが、結果的に先手を奪ったのは何とネヴァブションでした。特に競り掛けるような馬も出ずに隊列は決まりましたが、この時で既にウオッカを始め、何頭かが掛かり気味になっていました。
掲示板&人気上位の位置ですが、ウオッカが3番手で直後にマツリダゴッホ、2頭の直後にメイショウサムソンとスクリーンヒーロー、中団にオウケンブルースリが控え、最も後方に位置していたのがディープスカイでした。結果的に見れば前に行った方が有利には有利であったと思います。
前半1000m通過が61秒台後半というスローペース。勝負所から直線への入り掛けるところで後方の馬も徐々に上がり始めて一団になります。直線に入り、いち早く先頭に出たのはマツリダゴッホ、最内からメイショウサムソンが突っ込み、その外からウオッカが追い込もうとしますが、なかなか伸びてきません。ゴールが近付くにつれて徐々に上位の馬が一線になる中、抜けてきたのはスクリーンヒーローとディープスカイの外2頭。結末はスクリーンヒーローがディープスカイを最後の最後まで抜かせず、G1初挑戦にしてG1制覇!なかなか本番とは直結しないとされた「アルゼンチン共和国杯」からの連勝で飾りました。
何分、18頭中8頭がG1勝ち馬で、しかも3世代のダービー馬が揃うという例年にない「超」豪華仕様だった今年のJC。その中ではさすがに存在感が高いとはいえなかったスクリーンヒーローは9番人気。2着以降は上位人気の馬が妥当に占めたものの3連単は5ケタになりました。先々週はルメールマジックでしたが、昨日は同じ外国人でもデムーロマジックでした。
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