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2008年8月30日 (土)

恐るべし「集中豪雨」

この夏の気候に関して、この言葉が象徴的かもしれません。
全国各地を襲う局地的な「ゲリラ豪雨」。地表付近の暖かく湿った空気と上空の寒気がぶつかって起きるのが要因とされています。6月から8/28までに1時間雨量が観測史上最多を更新した地点は、富士市で7/4に112.5mm、群馬県館林市で7/25に84mm等、全国29道府県で45ヵ所。

それにしても昨日の夜中に集中豪雨に見舞われたのは愛知でも東の静岡寄りの地域。一歩間違えば、こちらにも被害が及んだかもしれません。
昨日は愛知だけでなく関東付近でも同じような豪雨が起きて、特に被害が大きかった1時間で146mmの猛烈な雨を観測した岡崎市は観測史上全国7番目、8月としては観測史上最大。既に死者1名、3人が行方不明、同じ愛知の一宮市でも重体になっている方がいます。一時は全ての世帯に避難勧告が出され、名古屋市も一時、36万世帯に避難勧告が出たくらいです。後に解除はされたものの影響は約50万世帯、約127万人に及びました。自衛隊に災害派遣を要請した他、床上、床下浸水が続出、河川の氾濫で橋が1ヵ所崩落、昨日の夕刊にはその様子が写真で出ていましたが完全に落ちてます。
関東の一部でも町田市付近で約110mm、日野市や国立市、八王子市等で約100mm。西日本でも福山市で91.5mmの猛烈な雨が降りました。首都圏では八王子市が約150世帯、相模原市が約350世帯に、それぞれ避難勧告を出しました。
この影響は公共機関、特に電車を直撃。雨以外にも影響による被害が重なってJRや私鉄を含めて各地で「運転見合わせ」が続出、運休や遅れも続出してここ数日は乱れっ放しの状況でした。

7月下旬から今月にかけて各地を襲った急な大雨は、30℃を超える気温の上昇に伴い大気の状態が不安定になり、積乱雲が発達して降らせたもの。どうやら日本の南海上に大きな低気圧、東海上に太平洋高気圧が停滞している為に、その間に温かく湿った空気が流れ込む「道」ができてしまっているようです。
その一方で毎年、台風の発生が最も多く何個か上陸や接近のニュースが出てきてもおかしくない時期ですが、今年は今のところ上陸がなく、このままの状況が続けば6年ぶりに8月の上陸がない状況になります。

なお、今回の場合も日本の南海上から非常に温かく湿った空気が流れ込み、次々と積乱雲が発達、長時間にわたって関東や東海地方の同じ地域を通過してもたらしたものです。
激しい雨の地域は一部を除いた日本全体に飛び火しそうな勢いで、今日にかけて大雨となる見込み。政府も頻発する集中豪雨に危機管理センター内で情報連絡室を設置しました。
 
愛知といえば8年前の9月にも名古屋付近を中心に集中豪雨が襲い、岐阜等を含めた地域で死者10人を記録。今回の雨は、その「東海豪雨」に匹敵する雨量だったそうです。今回のケースについて「夏の終わりの時期には数年に1回程度は発生する気象状況」と気象庁の方は話しています。

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